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オリーブオイルがやせ型の人の褐色脂肪組織を活性

脂質代謝を促進する褐色脂肪組織に対するオリーブオイルの効果を検討した研究が11月12日、「The Journal of clinical endocrinology and metabolism」オンラインに掲載された。

今回の研究では、やせ(痩せ)および過体重/肥満の成人ボランティアを対象に、オリーブオイルによる短期の食事介入が褐色脂肪組織の活動を変えることができるかどうかの4週間試験を実施した。使用した油はエクストラバージンオリーブオイルで、食事介入の管理は各ボランティアが行った。

その結果、やせのボランティアでは褐色脂肪組織の活動増加による血中一価不飽和脂肪酸レベルの大幅な増加が確認された。太りすぎ/肥満のボランティアではこれらの結果は確認されなかった。また、やせのボランティアではレプチンの増加が検出され、これは褐色脂肪組織の活動の増加と関連していた。褐色脂肪組織活性の3つの既知の内因性メディエーターであるセクレチン、FGF21および12,13di-HOMEはやせのボランティアで増加していたが、過体重のボランティアではセクレチンとFGF21のみの増加だった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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