世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

米J&J、北米でタルクベースのベビーパウダーの販売停止

米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、19日、アメリカとカナダでタルク(滑石)ベースのベビーパウダーの製造を終了すると発表した。同製品の長期の使用が卵巣がん、または肺や他の臓器を襲うがんである中皮腫を発生させたとして、アメリカでこれまでに多くの訴訟が起きている。 現在、流通しているベビーパウダーの在庫が終了次第、販売を停止する方針で、コーンスターチベースのベビーパウダーは引続き、北米で販売していく。

AP通信の報道(19日)によると、同社は新型コロナウイルスの感染拡大にともない、需要の高い製品に優先順位を付けて約100の消費者向け製品の製造中止を決定しており、今回の決定はこの一環としている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP