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産後腹直筋弛緩へのマイクロ波とCO2レーザーの併用効果

産後の腹直筋弛緩に対するマイクロ波とマイクロアブレーションCO2レーザーの組み合わせ治療を評価した論文が5月28日、「Journal of clinical medicine」オンラインに掲載された。

妊娠中に腹部が伸びることで一部の筋肉が緊張を失い、皮膚の弛緩が増加し、腹部の弾力性が失われます。その結果、多くの女性が懸念する審美的な問題が生じる。今回の研究では、15人の産後女性(平均年齢38歳)を対象に、新しいマイクロ波プラットフォームであるONDACoolwaves®(DEKA社、フィレンツェ、イタリア)システムによる月3回の腹部治療後、部分切除マイクロCO2レーザー(SmartXide2、DEKA社、フィレンツェ、イタリア)による1か月治療を行った。結果は、再現性のある周囲および腹部測定、デジタルおよび3D写真、弛緩スコア、ならびに患者満足度指数を使用して評価した。

その結果、全体の平均腹囲周は3.6±1.2 cm減少した。医師と患者は皮膚の弛緩と緊縮の大幅な改善、およびストレッチマーク(皮膚進展線条)の減少を認めた。また、皮膚のリモデリングの結果として、臍の配置移動も確認された。治療は副作用がなく、忍容性も良好だった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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