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ブラックラズベリーが皮膚炎症を軽減する可能性

ブラックラズベリーを食べることで、皮膚アレルギーに関連する炎症が軽減される可能性があるという研究成果が7月2日、Ohio State Universityからニュースリリースされた。研究の詳細は「Nutrients」に掲載されている。

同大学の研究者らは、マウスを使った実験でブラックラズベリーを多く含む食事が接触過敏症(皮膚の発赤と炎症を引き起こす状態)による炎症を軽減するかを検証した。その結果、ブラックラズベリーを含む食事を与えられたマウスでは、ブラックラズベリーを食べなかったマウスと比較して、接触過敏症を引き起こさせたマウスの耳から腫れが減少したことを確認した。また、研究者たちは、体の免疫系へのメッセンジャーとして機能する樹状細胞がブラックラズベリーによって調整されているように見えることを発見した。

同大学病理学の助教授Steve Oghumu氏は「多くの場合、皮膚科の治療はステロイドのように皮膚に直接適用される。同じ効果が果物を食べるだけで得られるのは興味深いことだった」と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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