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タイでオーラルケアへの意識調査ー審美オプションへの関心高まる

タイの口腔ケア市場は急速に進化しており、多くの消費者が新しい歯科治療製品を試し、審美オプションへの関心が高くなっているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルが6月29日、リリースした調査結果によると、調査対象者の24%が定期的な口腔衛生製品をプレミアムオプションに変更していた。

同社は18歳以上の2000人のタイのインターネットユーザーを対象にオンラインで口腔ケアについて意識調査を実施した。関心が高かった項目は、ホワイトニングストリップで回答者の48%が関心を持っている結果となった。 電動歯ブラシ(38%)、歯列矯正ツール(32%)、プレミアムブランドの歯磨き粉(28%)の順で利用したいと回答した。

歯の健康上の問題として、歯垢(66%)と歯の黄変(59%)が最も多く、その次に虫歯(46%)と続いており、口腔衛生はタイの消費者にとって重要な懸念事項になっている。 良好な口腔衛生は美しさを反映していると思っている回答者は46%で、口腔ケアは外見で重要な一部になってきているという。

同社ビューティ&パーソナルケアアナリストのSirinar Puppachat氏は、 「美容業界で見られたように、良好な口腔を維持することは全体的な外見だけでなく、社会的および感情的な幸福をもたらす」とタイの消費者を分析しており、パーソナルケアブランドにとって、 プレミアムオプションの商品開発の有望性を示唆している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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