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ニキビ瘢痕へのダーマサンディングに効果

ニキビ瘢痕へのケミカルピーリングと手動の皮膚剥離(manual dermasanding)による治療効果を評価した論文が9月30日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

軽度および中等度のニキビ瘢痕治療のために、25%トリクロロ酢酸(TCA)によるケミカルピーリング単独、またはケミカルピーリングに加えて手動の皮膚剥離による治療の有効性と安全性を比較した。対象は患者13人の患者(女性9人と男性4人)。TCAピーリングの13セッション(1患者につき1セッション)が行われ、患者ごとに異なる数の皮膚剥離の24セッションを実施した。ニキビ痕は0から20の範囲でスコアごとに等級分けし、結果を比較した。

その結果、瘢痕ニキビのスコアは、TCAピーリングと各皮膚剥離セッション後に減少が確認された。ニキビ痕の改善は皮膚剥離セッションを行ったグループで統計的に有意だった。改善は最後の皮膚剥離セッション後も続いた。どちらのグループでも、持続性紅斑と炎症後の色素沈着過剰以外の重大な合併症はなく、これらの症状も3か月のフォローアップ中にすべての患者で消失した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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