韓アモーレパシフィックは、14日、中国の免税店グループ CDFG（China Duty Free Group）と戦略的ビジネスパートナーシップを結んだと発表した。パートナーシップを通じて、両社は、共同で中国の海南島での現地事業を強化し新しい店舗の相互成長と新しいブランドの製品販売を促進していく。さらに、差別化された顧客体験のためのマーケティングとデジタル変革への投資を強化することで、急速に変化する市場での互いの成長をサポートし、持続可能で健全な小売ビジネスエコシステムを構築することで合意した。

アモーレパシフィックは、現在、CDFGの免税店ネットワークを通じて雪花秀（ ソルファス）、ラネージュ、イニスフリー、プリメラの４ブランドを約80店舗で販売している。

海南島は 中国の最南端に浮かぶ島で、近年、ビーチリゾート地として国内からの旅行者数が増加している。今年はコロナウイルス感染者数拡大のため小売業が上半期に一時封鎖されたものの、封鎖解除以降、海南のトラベルリテール市場は、3桁の売上成長で急速に回復しているという。今回の提携で、海南市場を強化し、専用の人材を育成して、トラベルリテール顧客の満足度を向上させることも決定した。