尋常性ざ瘡（ニキビ）治療用に用いる新規水溶性ハーブパッチの有効性と安全性を評価した論文が3月2日、「Dermatologic therapy」オンラインに掲載された。

この研究では49人の軽度から中等度の炎症性ニキビ患者を対象に、親水コロイドにきびパッチ（hydrocolloid acne patch）と比較した新しい水溶性ハーブにきびパッチ（water‐soluble herbal acne patch）の効率と安全性の評価を行った。

その結果、新規の水溶性ハーブパッチで治療された炎症性にきび解消までの時間中央値は4日、親水コロイドパッチは6日だった。さらに、水溶性ハーブパッチは、親水コロイドパッチよりも炎症性ニキビ直径が小さく、紅斑スコア（臨床および測色による）は有意に低く、比色による明度スコア増加が大きかった。どちらのパッチにも有害事象の報告はなかった。