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美容整形術の受け入れに性別や人種の影響

年齢、人種、文化や国籍による美容整形の受容に関する違いをまとめた研究が3月1日、「Plastic and reconstructive surgery」オンラインに掲載された。

世界中で美容整形の施術数は増加しているが、美容整形に否定的な文化もまた存在している。今回の研究では、美容整形に対する態度が性別、年齢、人種、文化、国籍によってどのように変化するかを特定するために文献をレビューすること、また、メディア露出などの他の要因が人口統計とどのように相互作用して美容整形の受容に影響を与えるかの検討を目的に行われた。

1515件の文献抄録がレビューされ、そのうち94件で全文レビュー行った。その結果、美容整形を支持する層は女性であり、研究の記録された全美容整形施行患者の約90%が女性だった。男性との比較で、女性は一貫して美容整形に関する知識が多く、また受容性が高かった。美容整形による美しさの追求は普遍的な現象ではあるものの、国、人種、文化によって、整形術を積極的に受け入れる方法や、選択する人の美的目標は異なっていた。米国のように文化的に多様な社会を持つ国では、美容整形を受ける人の多くは非ヒスパニック系白人だったが、他の人種の一部でも増加の傾向が見られた。また、これらの増加傾向にはソーシャルメディアが大きな役割を果たしていた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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