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AGEリーダーによる糖化レベルと抑うつ症状に関連

糖化(AGE)レベルと抑うつ症状の関連を検討した論文が4月10日、「Journal of Psychosomatic Research」オンラインに掲載された。

ヘルシンキ出生コホート研究から平均年齢76歳の815人の参加者が今回の横断的研究に募集された。各参加者の自己申告による生活および疾患歴、うつ病を評価するBeck Depression Inventory (BDI) and Mental Health Inventory-5の測定結果を入手し、皮膚の自家蛍光(SAF)を使用した非侵襲的AGEレベル測定を実施した。

その結果、BDIスコア10以上は、女性の27%、男性の18%で見られた。男性は女性と比較して、粗AGEレベルが高かった(P<0.001)。粗AGEレベルが最も高かったのは、メランコリー性抑うつ症状のある人(BDIスコア2.61)、次に非メランコリー性抑うつ症状のある人(同2.45)、抑うつ症状のない人(同2.38)だった。これらの結果は、完全に調整されたモデルでも確認された。今回の結果は抑うつ症状とAGEレベルとの関連を示した。この関連性は多因子効果の一部である可能性が高いため、方向性、因果関係、または効果の推測には不十分であると結論された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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