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2021年「Brand Finance Cosmetic 50」ロレアル1位維持、トップ50総合で120億ドルブランド価値減

イギリスのブランド価値評価のコンサルティング会社Brand Financeは、 4日、2021年グローバル化粧品ブランドトップ50「BRAND FINANCE COSMETICS 50 2021」を発表した。新型コロナウイルス感染拡大により世界のトップ50の最も価値のある化粧品ブランドの価値総額は、2020年の1375億米ドルから9%減少して1248億米ドルとなった。仏ロレアルは、昨年と比較して13%ブランド価値を失ったが、価値評価102億米ドルで2年連続一位のタイトルを獲得した。2位にはジレット(75億米ドル)、3位にはニベア(61億米ドル)が評価され、昨年と同じ順位を維持した。日本のブランドでは、SKⅡが17位、資生堂が33位にライクインした。

国別の総合評価占有率をみるとアメリカ(42%)とフランス(28.7%)で7割以上を獲得しており、イギリス(7.4%)、ドイツ(6.4%)、日本(6%)、中国(4%)、韓国(1.8%)、オーストラリア(1.6%)、ブラジル(1.3%)で占めた。

日本のブランドをみるとSKⅡ、資生堂に続き、ビオレ(35位)、コーセー(39位)、ポーラ(44位)、ソフィーナ(50位)がトップ50に選ばれた。2021年のグローバル化粧品ブランドトップ10は以下の通り報告されている。

2021年グローバル化粧品ブランドトップ10(価値評価USD百万ドル)
1.ロレアル(10,222)
2.ジレット(7,550)
3.ニベア(6,192)
4.ゲラン(5,691)
5.エスティローダー(5,687)
6.パンテーン(5,189)
7.ダヴ(5,094)
8.クリニーク(5,005)
9.ガルニエ(4,094)
10.ヘッド&ショルダーズ(4,013)

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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