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ボツリヌス治療が毛穴やニキビ痕にも効果

ニキビの治療におけるボツリヌス毒素A型(BTX-A)の有効性を検討した論文が5月3日、「International Journal of Dermatology」オンラインに掲載された。ボツリヌス毒素A型注射は、安全性が高く、効果のあるしわ取り注射治療として美容整形外科の分野で利用されている。

今回の研究では、女性10人、男性2人(平均年齢35歳)のニキビ患者を対象に、投与量0.125~0.250単位のボツリヌス毒素A型を注射する2週間の試験を実施した。

その結果、治療期間中に皮膚水分指数が4%増加し、多孔性が7%低下した。皮膚のしわは10%、色素沈着は9%の減少が見られた。ボツリヌス毒素A型は、形成外科だけでなく、ニキビの局所治療に使用できることが確認された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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