世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

手掌多汗症への神経切除術とボトックスを比較

手掌多汗症への神経切除術とボトックスによる患者の転帰を比較した研究結果が5月25日、「Cosmetics」オンラインに掲載された。

40人の手掌多汗症患者を内視鏡胸部交感神経切除(電気焼灼)術のグループと皮下ボトックス(ボツリヌス毒素A)注射グループに無作為化し、12週間で隔週の重症度スコアおよび患者満足度スコアによる評価を受けた。

その結果、12 週間でボトックスグループの 60%が改善を維持し、40%は改善が維持できなかったものの施術前のスコアとの比較では改善が見られた。交感神経切除(電気焼灼)術グループの80%では追跡期間の終了まで多汗症重症度スケールに変化が見らなかった。患者満足度スコアは、ボトックスグループで有意に高かった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP