肥満治療介入のシステマティックレビューを実施

最新商品

2021.06.4

国際部

プライマリケアにおける肥満治療の効果をシステマティックレビューで検討した結果が5月28日、「Public Health」オンラインに掲載された。

この研究の目的は、成人と高齢者を対象としたプライマリケアに基づく肥満治療のエビデンスを統合することとした。8つの電子データベース (MEDLINE、Lilacs、Embase、Psycinfo、Cochrane、WHOLIS、Open Gray、および Scholar Google)の英語、ポルトガル語またはスペイン語で発行された文献を検索し、最終的に56の文献(肥満治療介入72種)を対象にレビューが行われた。

すべての研究は2000~20年に発表されたもので、そのほとんどが高所得国で実施されていた。介入期間の平均は11.5か月、範囲は3~44か月だった。ほとんどの介入で成人と高齢者のBMI減少、体重減少、胴囲の変化に効果的であることが確認された。研究者らは、いくつかの研究で介入後の肥満評価が不足していること、また、低および中所得国でより多くの研究を実施する必要性などの文献ごとの異質性も指摘している。

#

↑