皮膚の老化の一因はあるタンパク質が関係 メナードと藤田医科大学が研究成果を発表
2021.07.21
編集部
日本メナード化粧品株式会社(愛知県名古屋市/代表取締役社長:野々川純一)は7月20日、藤田医科大学医学部(愛知県豊明市)の応用細胞再生医学講座(教授:赤松浩彦)及び皮膚科学講座(教授:杉浦一充)と共同で、皮膚(表皮)の新陳代謝(ターンオーバー)における老化細胞の排出について、「JAG1(ジャグ1)」と呼ばれるタンパク質が大きく関与していることを発見したと発表した。
さらに、加齢や紫外線などによって「JAG1」の発現が弱まると、ターンオーバーが停滞し表皮に老化細胞が蓄積してしまうことも突き止めた。
その結果、皮膚のターンオーバーを正常に行うためには、「JAG1」の発現を維持または高めることが重要であるとの結論に至った。
言いかえるならば、表皮の角化細胞のJAG1の発現を維持・向上させることができれば、加齢によって遅延する表皮のターンオーバーを正常に行わせることが可能となり、皮膚の再生能力の向上が期待されるということになる。
なお、同研究の成果は皮膚科学術雑誌「Experimental dermatology」オンライン版に掲載された。