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全粒穀物の摂取で腹部肥満予防に効果か

全粒穀物の摂取による心血管代謝リスク因子への影響を検討した研究結果が7月13日、「The Journal of Nutrition」オンラインに掲載された。

今回の研究では、フラミンガム心臓研究子孫コホート研究の参加者を対象に、ウエスト周囲長の変化に対する全粒穀物と精製穀物の摂取量の縦断的関連を調査。空腹時HDLコレステロール、トリグリセリド、およびグルコース濃度および血圧を評価した

全粒穀物の摂取量が多いと、ウエスト周囲長、空腹時血糖値、および収縮期血圧の上昇が小さくなった。全粒穀物とウエスト周囲長との強い関連は男性よりも女性で観察された。全粒穀物の摂取量が多いと、HDLコレステロールが大幅に増加し、トリグリセリド濃度が低下した。精製穀物摂取量が多と、ウエスト周囲長の増加が大きくなり、トリグリセリド濃度の低下が少なくなった。研究者らは「中高年は、精製穀物を全粒穀物に置き換えることで、腹部脂肪症、脂質異常症、および高血糖症が徐々に軽減された」と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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