世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

食品の選択傾向から将来の肥満を予測

ビュッフェ形式の食事で何を選ぶかがのちの肥満を予測するという研究結果が7月8日、「Appetite」オンラインに掲載された。

今回の研究では、自由なビュッフェ式食事における食事構成が、肥満のない健康な若年成人82人(男性43%、平均年齢26.8歳)の1年間の体重と体脂肪の変化率に関連しているかどうかを調査。非常に口当たりの良い食品(hyper-palatable foods:HPF)を選択したかに注目し、HPFをさらに炭水化物とナトリウム(CSOD)食品、および脂肪とナトリウム(FSOD)食品に分類した。比較は、高エネルギー密度食品(high energy dense:HED)と超加工食品(ultra-processed foods:UPF)とした。

その結果、CSOD HPFをより多く選択・摂取した参加者は、1年間で有意に大きな体重および体脂肪変化率の増加が見られた。対照的に、FSOD HPF、HED、またはUPFの割合と人体測定結果との間に有意な関連は見られなかった。チョコレート、ホットドッグ、プレッツェル、ブラウニーなどに代表されるCSOD HPFを好む「快楽的」食事パターンは、若年成人の肥満に貢献する可能性があると結論された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP