日本オリーブと岡山大学など、新規抗酸化成分の生産法を確立 新化粧液を発売へ
2021.10.19
編集部
オリーブの生産・加工を手がける日本オリーブ株式会社(岡山県瀬戸内市/取締役社長:服部芳郎)は、岡山大学と岡山県工業技術センターの産学官連携で生まれた、新規の抗酸化成分「Bオリボール(B-Olivol)」の活性成分を含む化粧液「オリーブマノン エスペランサ エマルシオン」を10月21日に発売する。
この物質は、オリーブ成分をオリーブ花由来新規「黒酵母」で微生物変換して生産するもので強力な抗酸化活性を有しているという。
抗酸化成分の研究を行ったのは、同社及び国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の学術研究院環境生命科学学域(農)生理活性化学研究室。
その後、「岡山オリーブ成分微生物変換高機能化研究コンソーシアム(岡山大学・日本オリーブ株式会社・岡山県工業技術センター)」で、「オリーブ葉成分の微生物による高機能化研究」を実施したところ、オリーブ葉抽出液を、オリーブ花から単離した黒酵母で処理して新規の抗酸化成分「Bオリボール(B-Olivol)」を創生することに成功し、その効率的生産法を確立した。
これにより、新しい化粧液の生産が可能になった。