美容室で渡される雑誌は電子書籍が人気 年代が上がるにつれ「紙」割合は増加

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2021.10.21

編集部

美容室の口コミサイト「ヘアログ」(https://hairlog.jp/)を運営する株式会社ノーマリズム(東京都目黒区)は10月13日、美容室で紙雑誌、電子書籍を利用したことのある全国の20代~50代の男女90名を対象に実施した「美容室で渡される雑誌は紙と電子書籍どちらが良いかについて」のアンケート調査の結果を発表した。

初めの質問は「美容室で渡される雑誌は紙がいいですか?電子書籍がいいですか?」。これについては全体として「電子書籍がいい」が55.6%、「紙がいい」が27.8%、「どちらでも良い」が16.7%という結果となった(グラフ1)。

グラフ1

「電子書籍がいい」と回答した人の意見としては、「たくさんの種類の雑誌が一つのタブレットで読めて便利だからです。(女性/20代)」「髪の毛が本の間に挟まったりすることがないため。(女性/30代)」「雑誌の方が見易いが、コロナ禍になってからはタブレットの方が除菌されてて安心出来るので。(女性/40代)」など、情報量の多さや衛生面の良さなどを指摘する意見が見られた。

「紙がいい」と回答した人の意見としては、「紙のが見やすいから。(20代/男性)」「ゆっくりと細かいところまで読みたいからです。タブレットは長時間見ていると眼が疲れます。(30代/女性)」など、タブレットを使い慣れていないことや眼の疲れを指摘する声があった。

次に年代別に、紙の雑誌がいいか電子書籍がいいかを尋ねたところ、20代では約7割が「電子書籍がいい」と回答し、「紙がいい」は約20%とどまった(グラフ2)。

グラフ2

電子書籍を選んだ理由としては「準備してもらったものに限定されず見たい雑誌を見ることができるから」などがあった。

続いて30代を見てみると、「電子書籍がいい」と答えた人が52%いるものの、「紙の雑誌」についても25%が「いい」としており、20代ほどの差異はなかった(グラフ3)。

グラフ3

電子書籍派の意見としては「紙の時は美容師さんが気を使って選んで3冊くらい持ってきてくれてたけど、これじゃないんだよなーって時があった。電子書籍はこっちで見たいものが選んで見れるから」というものがあった。

一方、紙雑誌派では「美容室でたまに読む雑誌や本はとても新鮮な感じがあります。活字でインクのついた文字や、写真を見る読むというところに安心感が生まれます」という意見があった。

そして40代・50代では「電子書籍がいい」「紙がいい」それぞれ40%ずつとなり、他の世代と比べて紙の雑誌を支持する方が多くなった(グラフ4)。

グラフ4

「電子書籍がいい」という理由では、「紙の本や雑誌だとカットした髪が挟まってしまうのが気になる」「紙の雑誌は切った髪の毛がはさまるのが気になるので電子書籍のほうがよい」など、切った髪に関して気になるという意見が多かった。

「紙がいい」という理由では、「電子書籍は眼に良くないから」「タブレットは使いにくいし眼が疲れる」「できれば、美容室では眼をできるだけ疲れさせたくない」など、眼の疲れを指摘する方が多い傾向になった。

このように年代別上がるにつれ紙の雑誌を好む傾向があることについて同社は、「年齢を重ねるともに視力が落ちやすくなる傾向があり、その心配から電子書籍より紙の方がいいと考えている人が多いのかもしれません」と述べている。

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