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皮膚疾患ごとに疾患と患者QOL関連を調査

さまざまな皮膚疾患の患者に生活の質(QOL)を質問した研究結果が11月1日、「Saudi medical journal」オンラインに掲載された。

今回の研究は、サウジアラビアのリヤドにあるKing Saud University Medical Cityの皮膚科外来患者を対象に、2019年9月から2020年2月にかけて実施された。対象患者は18歳以上の合計391人、平均年齢は33歳(18-75歳)だった。

その結果、この研究のほとんどの参加者は、皮膚疾患はQOLにほとんどまたはまったく影響を与えなかったと報告した(62.5%)。QOLへの影響が少ないまたはまったくないと回答したのは、尋常性ざ瘡で79.7%、白斑で79.3%、毛髪障害で76.9%、酒さで71.5%だった。QOLへの影響が大きいまたは非常に大きいと回答したのは、蕁麻疹で37.1%、湿疹で26.6%、乾癬で24%だった。研究者らは「さまざまな皮膚疾患がQOLに与える影響を理解することは、皮膚科医が患者のQOLを改善するのに役立つ」と述べ、複数の医療機関で同様の研究が行われることを期待した。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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