第15回一般社団法人食香粧研究会シンポジウム 12月16日開催

最新商品

2021.11.19

編集部

一般社団法人食香粧研究会(北海道網走市)と東京農業大学生物産業学部食香粧化学科は、第15回一般社団法人食香粧研究会シンポジウム「食・香・粧~インナービューティ&アウタービューティの連携~」を12月16日に開催する。

このシンポジウムでは、同研究会が網羅する食品、香り(フレーバー&フレグランス)、化粧品までの広範な領域での基礎からトピックスまでを著名な講師を招いて講演する。

今回の講演内容は以下の通り。

●特別講演 13:05-13:45
講演名:「免疫と長生き」(順天堂大学特任教授 奥村 康氏)
概要:21世紀は“心の世紀”とも言われる。こころの動きと体の繋がりの解明です。ここでは、免疫は、神経系、内分泌系と大きく関連している事象を中心に解説する。

●基調講演 13:45-14:25
講演名:(食関連)「メダカ受容体構造に見る味覚受容体の呈味分子認識」(岡山大学学術研究院医歯薬学域(薬学系)教授 山下敦子氏)
概要:味覚受容体は限られた種類の受容体で多様な呈味物質を感知する。このため、1つの受容体が幅広い分子を認識できる特徴を持つ。本講演では、メダカ味覚受容体の立体構造から明らかになった分子認識の仕組みについて紹介する。

●基調講演 14:25-15:05
講演名:(香り関連)「森の香りの濃度とヒトへの移行」(旭川医科大学名誉教授 中村正雄氏)
概要:香料の分析に適した手法を用いて、森林大気および森林ウォーキング後のヒト血液中の香気成分の定性、定量分析を行った。ともにα―ピネンを主ピークとした10種のモノテルペンが測定された。α―ピネン濃度の比較からウォーキングにより森の香りが濃縮されている。

●基調講演 15:05-15:45
講演名:(化粧関連)「アミノ酸と肌について」(東京理科大学理工学部客員教授 坂本一民氏
概要:アミノ酸およびその誘導体の開発と応用は、日常的に使う生活材料である香粧品を実効があり安心・安全なものに進化させる上で、機能的可能性と経済的実用性の面から期待される。その来し方・行く末について俯瞰する。

●記念講演 15:45-16:00
講演名:「食香粧研究会と食香粧化学科」(東京農業大学生物産業学部食香粧化学科長 山崎雅夫氏)

開催日時は、12月16日13:00~16:10で、形式はZoom開催。ZoomURLは、 https://zoom.us/j/97120564062?pwd=dXpVV3QzaEdQRDIyV0UwSTdxUEprUT09。ミーティングIDは、971 2056 4062、パスコードは、011504となる。

なお、食香粧研究会は、 「食」、「香」、「粧」の素材開発、 機能解明などの研究開発ならびに それら分野に貢献する人材の育成、 さらにはその育成に関する教育研究 手法の開発を目指し、会員相互の連携と協働により、食香粧文化ならび に生活の質的向上に努め健康な社会 生活の実現に貢献することを設立趣旨としている。

#

↑