過体重の成人におけるハスの葉抽出物の脂肪減少効果を検討した無作為試験の結果が12月2日、「Natural Product Research」オンラインに掲載された。
ハス（レンコン、蓮とも。nelumbo nucifera）の葉は、明王朝（1368-1644）の時代から中国人の食生活に広く利用されてきた。今回の研究では、過体重（BMI24超、28未満）の60人を対象とした無作為化化二重盲検試験で、ケルセチン-3-グルクロニド（Q3GA）を主成分として含む天日干しのハスの葉からの抽出物の影響を検討した。試験期間は12週間とした。男性と女性の両方で、ハスの葉抽出物を摂取しない対照グループと比較して、全脂肪は抽出物摂取後に有意に減少していた。男性では対照グループと比較して、ハスの葉抽出物摂取後に内臓脂肪と胴囲の有意な減少が確認された。
