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月経周期の長さは妊娠転帰と関連か

月経周期の長さと有害な妊娠転帰との関連性を評価した論文が2月16日、「Paediatric and perinatal epidemiology」オンラインに掲載された。

女性と子供を対象とした縦断研究のProjectVivaに妊娠10週までに登録し、出産を追跡した2046人の女性の二次分析を実施(登録時の平均年齢は32.1歳)。曝露は月経周期の長さとし、結果は妊娠糖尿病/耐糖能異常(GDM/IGT)および孤立性高血糖、妊娠高血圧障害、妊娠中体重増加、在胎週数zスコア(BWZ)とした。登録女性の74.3%の月経周期は26~34日(参照グループ)、16.2%は短周期(25日以下)、9.5%は長周期(35日以上)または不規則周期だった。

その結果、参照グループと比較して、短周期の女性はGDM/IGTの発症オッズが低く、長周期または不規則周期の女性ではオッズが高かった。さらに、短周期の女性は、BWZが最も低い三分位である確率が高かった。月経周期の長さと早産の間にはU字型の関係があり、短周期で相対リスク1.49、長周期または不規則周期では相対リスク2.04だった。月経周期の長さは、GDM/IGT、低出産体重、早産のリスクマーカーである可能性があることが示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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