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タンパク質と食物繊維の追加が減量に効果

高タンパク質と食物繊維シェイクが、体重管理と代謝の健康を促進するという試験結果が2月25日、「Journal of Nutrition」オンラインに掲載された。

今回の研究では、健康な肥満の成人男女206人を対象にした12週間無作為化試験で、高タンパク質と繊維ベースの多成分栄養シェイク(HPF)と低タンパク質と繊維ベースのプラセボ(LPF)を比較した。すべての参加者には、エネルギー制限食(エネルギー必要量より500キロ/日少ない)を摂取し、朝食と昼食の30分前にHPF(タンパク質17グラム、繊維6グラム)またはLPF(タンパク質1グラム、繊維3グラム)のシェイクを摂取した。

その結果、両グループで体重は減少し、84日目の計測ではHPF(3.3キロ)はLPF(1.8キロ)と比較してより大きな体重減少が見られた。体脂肪率も両グループで減少し、こちらはグループ間で差はなかった。血清総コレステロール、LDLコレステロール、および酸化LDLは両グループで減少、アディポネクチンは両グループで最終的に9.0%増加した。多成分HPF栄養補助食品シェイクが太りすぎの成人の体重管理と代謝にプラスの影響をおよぼすことが示された。今回の調査結果は、カロリー削減だけでなく、特定の栄養素の追加が減量レジメンの成功に影響を与えることを示唆した。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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