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蜂毒含有クリームの有用性を確認

蜂関連材料を含むボディクリームの有用性を評価した論文が3月2日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

蜂毒、プロポリス、蜂蜜、蜜蝋、ローヤルゼリーを使用したスキンケア製品のプロトタイプを開発する研究を行った。プロトタイプ製品の配合は、0.1%の蜂毒、0.3%のプロポリス抽出物、0.45%の蜂蜜、および1.0%のローヤルゼリーとし、試作したボディクリームの安定性、抗酸化活性、皮膚科学的反応、および細胞毒性について分析した。さらに、パネルテストで肌の滑らかさ、栄養感、保湿、肌の色合い、明るさ、しわの視認性などを評価した。

その結果、このボディクリームに85.45%の高い抗酸化能が確認された。細胞毒性は認められなかった。非アレルギーの人には刺激性およびアレルギー反応は起こらなかった。安定性試験では、室温および+40度で最大90日間の安定を示した。パネルテストでは、肌を滑らかさと水分量の増加、肌トーンを明るくして栄養を与え、しわの視認性減少と肌の弾力性改善などが認められた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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