世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

食事性炎症スコアと乳がんリスクが関連

新規の食事性およびライフスタイルの炎症指数と乳がんリスクとの関連を検討した症例対照研究の結果が3月2日、「Nutrition Journal」オンラインに掲載された。

今回の研究では、炎症に関連する新しい食事/ライフスタイル指標である、食事性炎症スコア、ライフスタイル炎症スコア、経験的食事性炎症指数と乳がんのリスクを調査した。イランにおける乳がんの患者253人と非乳がんの対照267人を対象とした病院ベースのケースコントロール研究として実施された。ケースコントロールデザイン用に修正されたバイナリロジスティック回帰モデルを使用して、炎症の可能性とがんのリスクとの関連を評価した。

その結果、交絡因子で調整後、食事性炎症スコアおよび経験的食事性炎症指数の最低四分位数と比較して最高四分位数の人乳がんリスクは有意に高かった(オッズ比:食事性炎症スコアで2.13、p-trends 0.012、経験的食事性炎症指数で2.17、p-trends 0.024)。ただし、ライフスタイル炎症スコアでは有意な関連は観察されなかった(p-trends 0.374)。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP