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2年間の肥満薬療法で減量維持率65.3%達成

肥満薬療法による長期の減量維持を検討したコホート研究の結果が6月1日、「Obesity science & practice」オンラインに掲載された。

2014年4月1日から2016年4月1日に三次学術体重管理センターで肥満の治療を受け、2年間の追跡調査を完了した成人421人の後ろ向き観察コホート研究を実施。被験者は主に女性で、平均年齢51歳、平均体重は100.1kg、療法開始時のBMIは35.8kg/m2だった。

2年間の抗肥満薬療法の結果、1年後と2年後の平均体重減少率はそれぞれ10.1%と10.2%だった。5%以上の体重減少を得た被験者は、1年で75.5%、2年で72.9%だった。2年間の減量維持は被験者の65.3%が達成した。被験者の96.2%が2年間で1種以上の抗肥満薬を使用しており、メトホルミン、フェンテルミン、トピラマートが最も多い処方だった。年齢が高いほど減量維持達成が予測できた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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