肥満手術後の生活習慣改善は不十分

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2022.07.4

国際部

肥満手術後の患者の生活習慣改善度を調査した結果が6月16日、「JAMA Network Open」オンラインに掲載された。

今回の研究では、米国の2015-18年全国健康栄養調査の18歳以上参加者4659人のデータを用いて、肥満術後の生活習慣を横断研究で評価。研究参加者を肥満手術施行グループ、適正体重グループ、手術適格グループ(肥満手術未施行)に分類して比較した。

その結果、肥満手術グループは、手術適格グループよりも週単位で測定した中-高強度身体活動に費やした時間が多かった(147.9分 vs. 97.4分)。身体活動ガイドラインを満たしていたのは、適正体重グループ45.6%、肥満手術グループ23.1%、手術適格グループ20.3%だった。健康食指数2015スコア(高スコアほど食事の質が高いことを示す) は、適正体重群(スコア54.4)の方が、肥満手術グループ(スコア50.0)および手術適格グループ(スコア48.0)よりも高かった。1日の総エネルギー摂取量は、肥満手術グループ(1746kcal)が最も低く、次いで適正体重グループ(1943kcal)、手術適格グループ(2040kcal)と続いた。

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