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大人ニキビが治療されない理由

成人のニキビ患者が治療に躊躇する理由を検討した研究が8月24日、「Journal of Dermatological Treatment」オンラインに掲載された。

尋常性ざ瘡(ニキビ)の有病率は成人でも高いが、未成年に比べて治療率は低くなっている。今回の研究では、ニキビのある成人がその治療を希望しない主な理由を特定するためにオンライン調査を実施。20歳以上の大学生と大学スタッフにオンライン調査へのリンクを電子メールで送信し、顔面にニキビがあるかどうか、医師などのニキビ治療提供者に会うかどうか、およびニキビの自己治療方法を質問した。

その結果:、完全回答した1136件の調査が特定できた。治療提供者に会わない理由の上位には、治療するほど気にしていない(53.7%)、最終的には自然に治ると信じている (45.1%)、治療費が心配 (35.2%)、OTC医薬品に満足している (33.5%)が上げられた。研究者らは、治療の障壁として分類できるような具体的な理由がないという成人ニキビ患者(30.1%)を懸念している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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