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夕食から就寝までの時間と腹部肥満の関係

夕食から就寝までの時間と腹部肥満との関連および関連性の性差に関する研究結果が9月27日、「Eating and weight disorders : EWD」オンラインに掲載された。

夕食と就寝時間の間隔は一般的に肥満と関連があるとされているが、腹部肥満との関連性はまだ不明である。今回の研究では、夕食と就寝時間までの時間と腹部肥満との関連に特化した調査を中国河南省農村コホートで実施した。調査は7600人の対面インタビューで夕食と睡眠の時間を取得し、ピッツバーグの睡眠の質指数で各参加者の睡眠を評価した。

その結果、男性では夕食から就寝までの間隔が長くなることと腹部肥満のリスクに関連が見られた。夕食から就寝までの間隔が2時間以下と比較して、2時間以上で腹部肥満のリスクが高かった。夕食と就寝時間の間隔と腹部肥満に正の線形用量反応関係が検出された。総コレステロール濃度は、夕食と就寝時間の間隔が1時間長くなるごとに 0.047mmol/L増加した。睡眠の質は、夕食と就寝時間の間隔と腹部肥満との関連の11.45%を媒介したが、女性ではこの関連は有意ではなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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