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写真ベースのニキビ病変カウントは実用性高い

写真によるニキビ病変カウントの正確性と信頼性を評価した研究成果が9月26日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

新規のニキビ治療に有効性評価に広く使用されているニキビ病変計数(ALC)は正確で識別力が高いが、実際には時間がかかる煩雑な作業である。今回の研究では、写真画像を用いた病変カウントの正確性と信頼性を検証した。フィッツパトリック スキン タイプIからVI、16~40歳の8人(男性2人、女性6人)を対象に、正面および45度からの画像によるニキビ病変カウントの精度と信頼性を評価。各被験者につき、4人の評価者が、1セットの実物によるカウントと2セットの写真による、計3回のカウントを行った。評価者内および評価者間の信頼性測定は級内相関係数 (ICC) を使用して評価した。

その結果、評価者内信頼性の級内相関係数値は各評価者で0.95を超え、評価者間信頼性の級内相関係数値は0.98と高かった。写真による病変カウント法は、客観的測定および評価者のトレーニングおよび/または資格認定のための信頼できる正確なツールであることが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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