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ドライニードリング、慢性首痛に即時性の効果

慢性首痛に対するドライニードリングの効果を検討した無作為化試験の結果が
11月8日、「Journal of clinical medicine」オンラインに掲載された。

今回の無作為化二重盲検試験では、慢性の非特異的首痛患者60人を対象に、ドライニードリングと偽ニードリングの2つのグループで効果を比較。各ニードリングは1回のセッションのみとした。皮膚コンダクタンス、圧痛閾値(PPT)、時間的加重(TS)、conditioned pain modulation(CPM)、ならびに疼痛強度、関連する障害などを評価した。

その結果、皮膚コンダクタンスのほとんどの評価値にグループ差はなかった。臨床的および心理的変数はグループ間に差はなく、同様の改善を示した。自己評価による改善はドライニードリンググループで大きかった。今回の試験結果は、ドライニードリングは偽ニードリングと比較して、局所部位の機械的痛覚過敏を即座に減少させ、皮膚コンダクタンスを増加させる可能性を示唆した。中枢性疼痛に関する効果は観察されなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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