Puig がデジタル香水プラットフォーム WikiParfum を立ち上げ
2022.12.28
国際部
スペインのファッション・フレグランスグループのPuigは、19日、香水のすべてに特化したデジタル プラットフォーム WikiParfum の立ち上げを発表した。WikiParfumでは、現在約 19,600 の香りが含まれているライブラリーから、誰もが香りを閲覧、比較、選択することができるほか、プロの調香師と科学者によって開発された専門的なコンテンツにアクセスができる。
WikiParfum は、消費者が店で香水を試してみる前に、匂いを発見するのに役立つ。利用者がウェブサイトやモバイルアプリでフレグランスを検索すると、デジタル ツールが、香水に使用される原材料の 1,400 枚の写真を含むデータベースから画像を抽出し、画像を視覚的に表現する。香りのビジュアライザー(視覚化)により、利用者は香りを「見る」ことができる。例えば、 画像が大きいほど、成分が支配的なことを意味し、 黒い背景に表示されている成分は強烈で、背景が白の場合はそうではないことを意味する。
ビジュアル データに加えて、WikiParfum は香水の嗅覚ファミリー、主な成分、作成した調香師、価格帯などの重要な情報を提供する。同様の成分を持つそのほかのフレグランスを紹介することも可能となる。データベースの嗅覚マッピングと個人の好みに基づいて、プラットフォームの強力なアルゴリズムがユーザーにパーソナライズされた香りの推奨事項を提供する。