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ウォーキングと脂質の改善に一貫した効果見られず

定期的なウォーキングが成人女性の脂質レベルを改善するかを検討した研究結果が「The Journal of Family Practice」1月号オンライン版に掲載された。

研究21件のシステムレビューとメタ解析(対象者1129人)を対象に、過体重または肥満で、脂質低下薬を服用していない18歳以上の女性の脂質とリポタンパク質に対するウォーキングの影響を評価。対象者の総コレステロール値の中央値は206mg/dL、低密度リポタンパク質(LDL)の中央値は126mg/dLだった。

その結果、総コレステロール値について報告された20件の研究では、ウォーキングが対照群と比較して総コレステロール値レベルを有意に低下させることが示された。定期的な中強度のウォーキングを4週間以上行った場合、総コレステロールとLDLのレベルがそれぞれ約7mg/dL減少した。40歳から65歳の女性の場合では、3か月以上の定期的なウォーキングでも、コレステロールとトリグリセリドのレベルに一貫性のある影響は見られなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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