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ニキビへの光線治療、どれが最も有効か

13種類の光線治療のニキビへの効果を比較したメタ解析の結果が2月24日、「Photodiagnosis and Photodynamic Therapy」オンラインに掲載された。

無作為化比較試験21件(被験者898人)を対象にネットワークメタ解析を実施。研究対象となる試験は、2022年3月までのPubMed、Embase、Web of Science、および Cochrane Central Register of Controlled Trials (CENTRAL) データベースを検索し、特定した。

その結果、インドシアニン グリーン(ICG) + 近赤外(NIR)ダイオードレーザーは、他の光線治療よりもニキビの治療に効果的であることがわかった。さらに、5-アミノレブリン酸(ALA)+太陽光とインドール-3-酢酸(IAA)+520nm発光ダイオードも良好な治療効果を示した。特にALAを含む光線治療のうち、ALA+太陽光は、ALA+IPL光治療およびALA+赤色光よりも効果的だった。しかし、この結論は、本研究の限界のために注意して解釈する必要がある。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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