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サリチル酸とリポヒドロキシ酸含有セラム、ニキビに有効

ニキビに対するサリチル酸とリポヒドロキシ酸含有フェイシャルセラムの有効性を検討した試験結果が3月31日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

中国・上海で行われたこの試験は、面皰(コメド)、炎症後紅斑(PIE)、色素沈着過剰(PIH)を有する成人患者を対象に、サリチル酸とリポヒドロキシ酸を含むフェイシャルセラムとマスクの有効性と安全性を評価した。被験者はフェイシャルセラム+マスクグループ41人、フェイシャルセラムのみグループ42人とし、試験期間は8週間だった。

その結果、8週間の治療後、両グループで、ニキビの重症度、皮膚の毛穴の密度、肌のトーンの均一性、顔のPIH、鼻のPIE、PIEおよびPIHの強度、顔の閉じた面皰、鼻の開いた面皰、皮脂分泌、および肌の水分量の大幅な改善が確認された。フェイシャルセラムのみのグループに比べ、+マスクのグループでは、閉じた面皰の数とニキビの重症度が大幅に改善されました。どちらのグループでも有害反応は報告されなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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