グローバル市場調査会社ミンテルは、6日、イースター チョコレートのイノベーションは爆発的に増加しているという調査結果を発表した。同社グローバル新製品データベース (GNPD) の最新の調査によると、新しいイースター チョコレート製品の発売は、調査期間の12ヶ月（2022年3月〜2023年2月）で 19% 増加。チョコレート全体の新商品開発は昨年と比較してわずか 1% の増加で、クリスマス、イースター、バレンタインデー、ハロウィンなどを含む季節限定チョコレートのイノベーションは同期間に 5% 増加した。イースターのイノベーションは、季節限定のチョコレートの発売全体の 41% を占めているという。
国別でみると、英国はイースターチョコレートのイノベーションで世界的にリードしている。英国で調査期間中のチョコレートの売上はイースターが 8 分の 1 (16%) に相当する割合を占めた。イースターに特化したローンチの数は過去 2 年間でほぼ 40% 増加しており、イースターのイノベーションは英国で飛躍的に進んでいる。イースター チョコレートのイノベーター上位 5 位は、英国 (16%)、フランス (9%)、ドイツ (8%)、ブラジル (8%)、米国 (6%) で、５カ国で世界のほぼ半分を占めている。
季節限定チョコレートのイノベーションで、社会的および環境的主張が増加している傾向も明らかになった。昨年、世界中で発売されたイースター チョコレートの 5 分の 3 近く (57%) が、環境的/倫理的主張が行われたと報告されている。
