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アジスロマイシンとプロバイオティクスの併用がニキビに効果

尋常性ざ瘡(ニキビ)の治療におけるアジスロマイシンとプロバイオティクスの効果を比較した結果が、「Journal of College of Physicians and Surgeons Pakistan」5月号オンラインに掲載された。

今回の研究では、75人の患者が登録され、グループA:アジスロマイシン(250mgを隔日経口)を投与、グループB:プロバイオティクス(Hi-Floraサシェを毎日経口)を投与、グループC:アジスロマイシン(250mgを隔日経口)とプロバイオティクス(Hi-Floraサシェを毎日経口)の両方投与の3つのグループに分けられた。3つの治療計画の有効性は、ベースラインと治療3か月後の平均病変数の差で評価した。

その結果、すべての患者で治療後に総病変数の大幅な改善を示した。グループAでは平均病変数が83.3%減少し、グループBでは84.4%減少し、グループCでは90.3%減少した。プロバイオティクスはアジスロマイシンと同等の有効性を持ち、組み合わせると尋常性ざ瘡の治療に相乗効果があることが示された。研究者らは、尋常性ざ瘡の管理に最良の結果を得るには、プロバイオティクスをアジスロマイシンと組み合わせて使用する必要があると述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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