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父親が45歳以上で子どもの自閉症リスク3.5倍

父親の年齢が高いことと、生まれた子供のリスクとの関連を調査した論文が2月26日、「JAMA Psychiatry」オンライン版に掲載された。

母親の高齢出産による出産児へのリスクは、特にダウン症などが顕著であることが言われている。今回の研究では、スウェーデンで出生した約260万人を対象に、父親が45歳以上の場合の出産児への影響を調査した。その結果、父親の加齢は自閉症、精神病、双極性障害のリスクは増加と、その他の精神障害では低下と関連していた。父親の年齢が20-24歳の場合と比べ、45歳以上では自閉症リスクは3.45倍、注意欠陥障害は13.13倍、精神科疾患は2.07 、双極性障害は24.70 、自殺企図は2.72倍、 薬物使用は2.44倍 のリスクと推計された。

研究者らは、これらの知見は、精子形成時に発生する新たな遺伝子変異が、子供のリスク増加と関わっているという仮説に一致しているように見えると結論している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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