ブラジル市場、ヘアケアの新製品販売で世界をリード
2014.05.1
国際部
ブラジル市場はヘアケアの新製品開発で世界をリードしているらしい。2013年に世界で投入されたヘアケア部門の新製品の内、9%がブラジル市場で販売されており、これはイギリス(8%)、アメリカ(7%)を凌いだと英市場調査会社ミンテルは、この程オンラインのプレスリリースで明らかにした。
同社の調査によると、ブラジルのヘアケア市場は堅調で今後4年間は二桁成長が予測される。2017年には市場規模は125億レアルに達するとみられる。
ブラジルの消費者はシャンプー後の洗い流すコンディショナーの利用率が最も高く、調査対象者の75%は利用している結果だった。これに対しイギリスでは59%、フランスでは31%の利用率だった。リーブイン・トリートメント(洗い流さないトリートメント)の利用率では、ブラジル39%の利用率に対しイギリス(11%)、フランス(11%)とここでも大差があった。
2013年は保湿効果、水分補給、フケ防止などが開発項目としてブラジルでは活発に製品開発が進められた。2011年には、ブラジルで無塩シャンプーの製品が多く市場投入されたことがグローバル市場に波及するなど、ブラジルの影響力が大きくなってきている。