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シワ取りの皮膚充填剤で失明も

額に注入したプチ整形の皮膚充填剤に失明の危険性があるという論文が5月6日、「JAMA Ophthalmol」のオンライン版に掲載された。

今回の論文には、3人のプチ整形を受けた患者で、網膜中心動脈閉塞による不可逆性の視力低下が見られたと報告されている。うち1人は、積極的な治療の結果、僅かな回復が見られた。

充填剤は内頸動脈を経由して網膜中心動脈に入り、重度の視力低下につながると考えられている。顔への充填剤注入を含む手術を施行する場合は、この潜在的な合併症を意識し、まれに重度の視力低下が起こりうることを念頭におかなければならないと論文著者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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