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アンチエイジング2強ブランドは「ドモホルンリンクル」「SK-II」

株式会社アイスタイル(東京都港区)は、同社が運営する@cosmeの20歳以上のメンバー900人にアンチエイジングに関する自主調査を実施した。7月18日に発表した結果では、アンチエイジングの注目ブランドは前回の2010年調査と変わりなく、「ドモホルンリンクル」、「SK-II」が2強。50代以上では、50代からのスキンケア「F.A.G.E.(エファージュ)」への注目度が高かった。また、顔のアンチエイジングはより身近になる一方、髪のアンチエイジングはまだ知識不足の傾向がみられた。

アイスタイル調べによると、アンチエイジングはより身近になっているようだ。美容液などのアンチエイジングのための特別なアイテムに加え、化粧水、乳液、洗顔料、クレンジング など普段使用する身近なアイテムにもアンチエイジング効果のあるアイテムを取り入れられている。例えば、クレンジングにアンチエイジング効果のあるアイテムを使用したことがあるメンバーは2005年から20.2%増え、2014年では33.8%が使用経験ありと答えている。

2011年7月から「乾燥による小ジワを目立たなくする」新しい効能が厚生労働省によって認められたことにより、アンチエイジング化粧品のラインナップがより充実した。そのため、2014年では肌老化の原因として「乾燥」が注目されるなど、より肌老化への知識が高まっている。

ただ、髪や頭皮のアンチエイジングケアに関しては、美容意識の高い@cosmeメンバーにおいても後手に回っている。髪や頭皮の老化を実感するきっかけは「白髪」で、 老化現象が顕在化して初めてアンチエイジングを意識している。同社は、「髪や頭皮の老化に関する知識が行き渡っていないことを表している」と分析している。

化粧品消費行動に大きな変化はないものの、「高級感」へのニーズが高まり、アンチエイジング化粧品にかけられる上限金額が上昇するなど、単価上昇が期待できそうだ。アンチエイジング効果のある美容液にかけてもよい上限金額を見ると、2010年の全年代の平均金額が7,890円だったのに対して、 2014年では8,814円に上昇している。

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