1時間のフライトで浴びるUV-Aは、日焼けベッド20分と同じ
2014.12.22
国際部
飛行機のガラスシールドが紫外線(UV-A)を防ぐには不十分という調査結果が12月17日、「JAMA Dermatology」オンライン版に掲載された。
米カリフォルニア大学の研究者らによる調査は4月に、カリフォルニア州サン・ホセとネバダ州ラスべガスで、地上およびフライト中のパイロットがどのくらいの量の紫外線を浴びているかを測定した。
その結果、高度3万フィートで飛んでいるパイロットは、57分間で日焼けベッドに20分いるのと同量のUV-Aを浴びていることがわかった。ガラスシールドは、UV-Bについては十分に防いでいた。研究者らはパイロットや客室乗務員の定期的な肌チェックを推奨している。
2014年9月には同じ「JAMA Dermatology」誌に、パイロットと客室乗務員の皮膚がんリスクは、一般の人の約2倍という研究結果が発表されている。