アメリカのガイドラインでは、成人の推奨睡眠時間は7~9時間

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2015.02.5

国際部

2015年に創立25周年を迎えたアメリカの非営利団体・全米睡眠財団(National Sleep Foundation)が、健康的な睡眠時間の新ガイドラインを発表した。

新しくなったガイドラインでは、対象年齢層に「青年(18-25歳)」と「高齢者(65歳以上)」を加えて9つの区分とし、必要とする睡眠時間の個人差を考慮して「推奨睡眠時間」のほかに「may be appropriate(適切な場合もあり)」の時間も併記した。

年齢層別推奨睡眠時間は以下の通り:

・新生児(生後0~3ヶ月)
旧ガイドライン12~18時間
新ガイドライン14~17時間
may be appropriate(11~19時間)

・乳幼児(生後4~11ヶ月)
旧ガイドライン14~15時間
新ガイドライン 12~15時間
may be appropriate(10~18時間)

・幼児(1~2才)
旧ガイドライン12~14時間
新ガイドライン 11~14時間
may be appropriate(9~16時間)

・未就学児(3~5才)
旧ガイドライン 11~13時間
新ガイドライン 10~13時間
may be appropriate(8~14時間)

・小学生(6~13才)
旧ガイドライン 10~11時間
新ガイドライン 9~11時間
may be appropriate(7~12時間)

・中高生(14~17才)
旧ガイドライン 8.5~9.5時間
新ガイドライン 8~10時間
may be appropriate(7~11時間)

・青年(18~25才)
新年齢層のため旧ガイドラインなし
新ガイドライン7~9時間
may be appropriate(6~11時間)

・成人(26~64才)
新年齢層のため旧ガイドラインなし
新ガイドライン7~9時間
may be appropriate(6~10時間)

・老年(65才以上)
新年齢層のため旧ガイドラインなし
新ガイドライン7~8時間
may be appropriate(5~9時間)

日本人の平均睡眠時間は6~8時間程度とされているが、適正な睡眠時間については「万人に当てはまる基準を設けることはできません」としている。また平成15年の健康づくりのための睡眠指針検討会報告書では「自分にあった睡眠時間があり、8時間にこだわらない」としている。

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