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エスティローダー、グローバルアンバサダーとして南スーダン出身モデルのアドゥ・アケチと契約

米エスティローダーは、3日、南スーダン出身のモデル、アドゥ・アケチ氏を新しいグローバルブランドアンバサダーとして契約したと発表した。店舗、テレビ、印刷物、デジタル全ての媒体において同社のメイクアップとスキンケアのキャンペーンに2021年7月より登用される予定。

アドゥ・アケチ氏(21歳)は、南スーダンからケニアのカクマ難民キャンプへ避難中に生まれ、最初の頃を難民として過ごす。彼女が7歳の時、一家でオーストラリアのアデレードに移住し、学生として地元のモデルエージェンシーと契約。2016年、 イヴ・サンローラン・ショーのグローバル・エクスクルーシブとしてキャスティングされて以来、ヴァレンティノのピエルパオロ・ピッチョーリやシャネルの故カール・ラガーフェルドなどの有名デザイナーのミューズとなり、ランウェイを飾る。2019年にはモデル・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2019年米タイム誌が選ぶ「次世代の100人」にも選ばれた。

ファッションでのキャリア以外でアケチ氏は、最近、国連難民高等弁務官 (UNHCR) と協力して、世界中の難民を支援する活動に取り組んでいる。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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