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9~11歳のニキビにダプソンジェルが有効

9~11歳のニキビ患者を対象としたダプソン7.5% ジェルの効果を評価した研究結果が4月1日、「The Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology」オンラインに掲載された。

小児の尋常性ざ瘡(ニキビ)患者は増加傾向にある。今回は、9~11歳のニキビ患者を対象にした12週間の第IV相多施設非盲検試験を実施した。試験薬は1日1回のダプソン7.5% ジェル局所投与とし、有効性、安全性、忍容性、薬物動態 (PK) を評価した。局所投与は、薬剤の最大使用条件でダプソン7.5%ジェルを8日間塗布し、残りの11週間では薄い塗布を実施した。薬剤の最大使用条件でダプソン7.5%ジェルを8日間塗布し、残りの11週間では薄い塗布を実施した。包括的評価スコアが0点 (明確) または1点 (ほぼ明確) の患者のニキビ病変数と患者割合が評価された。ダプソンと代謝物の血漿濃度は1週間後に評価した。また、安全性と皮膚耐性も評価された。

その結果、12週後の評価で、患者の約47%で顔面のニキビが消失またはほぼ消失した。炎症性、非炎症性、および全体の病変は試験前と比べて減少し、非炎症性病変では最も大きな減少が見られた。有害事象の全体的発生率は低く、皮膚耐容性スコアは、刺すような痛み/灼熱感、乾燥、鱗屑、および紅斑がないか、または軽度であることを示した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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