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チョコレートは減量促進剤

チョコレートを食べたほうが減量効果が顕著だったという試験結果が、「Anesthesiology & Emergency Medicine」2015年Vol8.に掲載された。

19~67歳の男女を3つのグループに分けてその結果を比較する試験を実施した。グループ1は、低炭水化物ダイエット続けながら、それとは別にカカオ含有量81%のチョコレートを1日42g食べる指示を受けた。グループ2は、チョコレートなしで低炭水化物ダイエットだけの指示を受けた。グループ3は、食事に対する制限を一切つけなかった。参加者は、試験開始前に綿密な健康診断を受けた。試験前と後に、血液検査、身体測定、および倦怠感や消化管症状などをGiessen Subjective Complaints Listで評価した。

毎日チョコレートを食べていたグループ1の体重減少が最も顕著だった。はじめのうちは体重減少がなかった場合でも3週間後には低炭水化物ダイエットのみのグループ2よりも10%も体重が落ちていた。グループ1のコレステロール、トリグリセリド、LDLコレステロールレベルはいずれも良好。また肉体的にも精神的にも「幸福度」が有意に高かった。

研究者らは、チョコレートを追加するダイエット法は、現れるのが遅いものの効果は確実であるとしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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