手指衛生関連製品のASTM規格に変更
2013.02.19
編集部
世界最大規模の標準化団体であるASTM International(米国試験材料協会)が策定する規格は、12000種類以上が発行されており、ASTM規格は任意規格でありながら、世界75か国以上で法律・規制の基準となるなど広く使用されている。
新しいASTM E2897は、手指衛生関連製品の有効性評価にピッグスキン(豚皮)を使用するというものである。ボランティアを募り、人間の皮膚を使用したテストは高額になりがちで、またテストに使用することができる病原菌の種類も限られていた。人間の代わりにピッグスキンを使用する方法で、この限界を克服でき、さまざまな条件下でのテストに適応可能としている。