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美容コンタクト関連の角膜感染症

美容コンタクトレンズに関連した角膜感染症発生の状況を調査した結果が3月13日、「American Journal of Ophthalmology」オンラインに掲載された。

アジア8カ国の11眼科診療センターを受診したコンタクト関連角膜感染症の患者694人の人口統計学的属性、臨床特性、微生物学的特性、遵守特性を調査。美容目的のコンタクト装用者と屈折異常矯正目的のコンタクト装用者で比較した。

その結果、美容コンタクト装用者204人(29.4%)、屈折矯正コンタクト装用者490人(70.6%)を特定した。美容コンタクト装用者の感染症は7-54%だった。屈折矯正コンタクト装用者に比べ、美容コンタクト装用者は女性、25歳未満の若年者の割合が多く、装用期間が短かった。美容コンタクトはハイドロゲルレンズが多く、レンズに顔料が使用されているものが多かった。疾患特性および視力転帰は美容コンタクトと屈折矯正コンタクトで同等だった。感染症の起因となった菌は両レンズで類似していたが、美容コンタクト装用者(9%)で屈折矯正コンタクト装用者(1%)に比べ、アカントアメーバによる発生率が高かった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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