アメリカで“美の追求”—お肌の管理アプリ「OKU」登場
2015.05.19
国際部
米スキンケア技術開発ベンチャーのmySkin社(ニュージャージー州)は、表皮の下の組織層をセンサーで分析しスキンケアを支援する世界初のiPhone専用デバイスを開発、このほど北米で先行販売の予約を開始し注目を集めている。この革新的な装置「OKU」の利用者はiTunesストアからスキンケアを支援する管理アプリをダウンロードすることができ、個人のデータに基づいた皮膚のコーチングサービスが随時受けられるようになる。
立方体のキュートな装置OKUに内蔵されたマルチスペクトル光とセンサーで皮膚の下の細胞組織を測定し、油性、弾力性、色素沈着などの状態を分析する。
これらの測定値は個人の“皮膚データ”として管理される。利用者はサービス開始前に食生活や生活習慣などのデータを入力しておく。“皮膚データ”は特注のアプリと通信してユーザーフレンドリーな画像に変換され、予め入力された利用者の生活習慣の分析と合わせて皮膚管理のアドバイスを利用者に提供していく。最初のバージョンではアンチエイジングのアプリケーションが付属される予定。
同社はOKUの先行販売のオンライン予約をこのほど開始。この春の先行予約の受付期間中は249ドル(一般小売価格299ドル)のキャンペーン価格を実施する。公式サイトによれば、北米市場での商品発送とサービスの開始は2015年晩春としており、2016年にはヨーロッパ、アジア市場でのサービス開始を計画している。
mySkin社は2007年にバイオ物理学者、形成外科医、ハーバード·ビジネス·スクール出身者などによって共同で創設された。同社は経皮イメージングシステムdermograph™を開発、 大手高級スパやスキンケアブランドに導入しているほか、巨大な診断データに基づくソーシャルネットワークサービスを運営している。
- 参考リンク
- OKU公式サイト(英語)